北条早雲
北条早雲は小田原を本拠とした戦国大名、後北条氏5代の祖である。出自は伊勢平氏で、生まれは1432年とも1456年ともいわれるが、亡くなった1519年から逆算すると、87歳ないし63歳まで生きたことになり、当時としては破格の長寿の人である。仮に1432年生まれだとすると、駿河国今川家で手柄を立て興国寺城の主になったのが55歳。伊豆に討入り伊豆一国を統一、韮山城に拠点を移したのが61歳。そして1495年、箱根の坂を越え小田原を攻め奪取したのが63。1518年に三浦氏を倒し相模国を統一したのが84歳の時である。自領の民を可愛がり治山治水に励んだ武将としても知られ民から愛されたという。