神奈川 鎌倉・北鎌倉
七里ガ浜から伊豆大島
富士山をどこで見たか
坂東上総国に下向する平高望の一族郎党はどのルートを通ったのか興味がある。東山道を行くのが一般的と思うが富士山を見ながらおにぎりを食べたのか、途中まで?あるいは途中から船に乗ったかも?と一行の様子を想うとワクワクとするのである。
鎌倉幕府の話 第3回 その2の2
平高望(たいらのたかもち)
898年、平の姓を初めて名乗った高望王のちの平高望(たいらのたかもち)は子供らを連れて坂東上総国にやって来る。
京に遷都した桓武天皇の四世(三世とも)である高望王は臣籍降下して平の姓を得て世間一般の男になった。
なぜ彼は皇族であることを捨てたのか。そして坂東に下向したのか。
天皇になれる程の順位にいない、そうなら外の世界に出てみたい。畿内の人文と風景はおおまかに分かった。居場所はない。以後は当時のフロンティア、坂東に行ってみたいと思ったらしい。
平高望が人生の大事を決断し坂東に向った寛平(889~898年)という時代は大化の改新で定められた公地公民、班田収授などが柱の律令制が崩壊し朝廷への税収が思うようにいかなくなっていた。理想的といってもいい統治制度が貴族、大寺院・神社、大豪族の私利私欲で崩れさり社会は無秩序な時代になっていた。さらに律令制を崩し去った荘園制もその中身が変り、税収確保のため朝廷は国司による請負制を始めていた。
飛鳥時代から奈良時代つまり700年代から800年代にかけ米の生産性があがり日本の人口は600万人を超えようかという時代である。開墾するエネルギーはさらに求められていた。
高望は国司に準ずる上総介として坂東に来た。地元の有力者と婚姻を通じて集団を組み木の根を掘り起こし種を蒔いて開墾を進めた。国香、良将、良兼と良文などの息子たちもそれぞれに坂東で開墾を始めた。常陸、下総、上総などの国から始め、自らが開発し生産者となることによって勢力を拡大して農業経営のリーダーとなっていった。
開墾をしていくことで自らの土地を持ち、収穫した五穀を大衆に供給したいと考える坂東生まれのサブリーダーたちもまとまってきたしまとめてきた。
那珂川、鬼怒川、利根川、荒川などの大河が大地を削り滋養豊富な土砂を堆積する坂東の大地に根付いていった高望とその多くの子と孫たち。時代は10世紀に入って再び社会の変革期を迎える。
鎌倉の初冬の風景
鎌倉は海の町・七里ガ浜 11月から12月にかけて相模の海はすこし荒れていて強い波が押し寄せてくる。 |
稲村ヶ崎の富士山 かすかに霞ながら日本画のような風情をみせる富士山。日の沈む前、1時間ほどがよい。 |
鶴岡八幡宮 常緑の樹木が本堂を包み八幡様はぽかぽかとおだやかであった。 |
妙本寺 このお寺の花たちは四季を通じて凛としている。12月、白の山茶花が比企氏の不運を嘆くように咲いていた。 |
北鎌・東慶寺 秋が深くなりりんどうの花の傍にほととぎすが咲いていた。 |
北鎌・浄智寺 本堂前の銀杏の木が今年も黄色く染りいい感じの光景を作っている。 |
円覚寺、明月院、浄智寺、東慶寺、海蔵寺、源氏山公園、長谷寺、妙本寺、
安国論寺、鶴岡八幡宮、 鎌倉宮、瑞泉寺、獅子舞の谷、建長寺、浄光明寺
時期は〜1月下旬まで
浄智寺、海蔵寺、英勝寺、浄妙寺、瑞泉寺、宝戒寺
12月の段葛
二の鳥居の奥、八幡様につづく桜並木の葉がおちすっきり。新年を迎える準備が整っていた。
由比ヶ浜・材木座海岸の満ち潮引き潮
開催イベントの中止や延期がある可能性がございます。おでかけの際は事前にご確認ください。
■御鎮座記念祭
開催日:12月16日 17:00〜
開催場所:鶴岡八幡宮
■観音会・観音御足参り祈願
開催日:12月18日
・観音会(法要) 10:00〜
・観音御足参り祈願
11:00〜19:30
※受付8:00~19:00
開催場所:長谷寺
観音御足参り祈願志納金:
1000円(授与品あり)
■歳の市
開催日:12月18日
10:00〜20:00頃まで
開催場所:長谷寺門前、長谷寺
■大祓・古神札焼納祭・除夜祭
開催日:12月31日
【大祓】11:00/13:00/15:00
【古神札焼納祭】16:00
【除夜祭】17:00
開催場所:鶴岡八幡宮
【特別展】
映画監督・是枝裕和のまなざし
2023年10月7日~2024年1月14日
料金:一般400円/小・中学生200円
<映画上映2023年12月〜>
■女の歴史
11月26日、28日、29日、12月1日
監督:成瀬巳喜男
出演:宝田明、賀原夏子、山崎努、星由里子、仲代達矢
■乱れる
11月27日、28日、30日、12月1日
監督:成瀬巳喜男
出演:加山雄三、三益愛子、草笛光子、白川由美、浜美枝
■山河あり
12月3日、4日、6日、7日
監督:松山善三
出演:田村高廣、小林桂樹、久我美子、ミッキー・カーチス、早川保、桑野みゆき
■名もなく貧しく美しく
12月3日、5日、6日、8日
監督・脚本:松山善三
出演:小林桂樹、原泉、草笛光子、荒木道子、根岸明美
■六條ゆきやま紬
12月4日、5日、7日、8日
監督・脚本:松山善三
出演:フランキー堺、小林桂樹、神山繁、大空真弓、毛利菊枝、杉村春子
■恋恋風塵
12月17日、18日、20日、22日
監督:ホウ・シャオシェン
出演:ワン・ジウウエン、シン・シューフェン、リー・ティエンルー、チェン・シュウファン、リン・ヤン
■台北ストーリー
12月17日、19日、20日、21日
監督:エドワード・ヤン
出演:ホウ・シャオシェン、ツァイ・チン、ウー・ニェンチェン、クー・イーチェン
■青春18×2 君へと続く道
12月18日、19日、21日、22日
監督:藤井道人
出演:シュー・グァンハン、清原果耶、道枝駿佑、黒木華
【鎌倉文学館】
鎌倉文学館は2023年3月27日から2027年3月31日(予定)で庭園も含め、大規模改修のため全館休館
【鎌倉市鏑木清方記念美術館】
■特別展
「あふれる詩情と浪漫
―鏑木清方と中澤弘光―」
会期:2024年10月26日~12月1日
開館時間:9:00 ~ 17:00
※最終入館は30分前まで
休館日:毎週月曜日(11月4日は開館)、11月5日
入館料:一般 450円/小・中学生 220円
■企画展
「清方一家のお正月
~明治・東京の年末年始~」
会期:2024年12月7日~2025年1月13日
開館時間:9:00 ~ 17:00
※最終入館は30分前まで
休館日:毎週月曜日(1月13日は開館)、
12月29日~1月3日
入館料:一般 450円/小・中学生 220円
【神奈川県立近代美術館 鎌倉別館】
■たいせつなものⅠ
―新収蔵作品展2015~2019
会期:2024年11月2日~2025年1月19日
開館時間:9:30 ~ 17:00
(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜(11月4日、1月13日を除く)、12月29日~1月3日
入館料:一般 250円/20歳未満・学生 150円/65歳以上・高校生100円
【神奈川県立近代美術館 葉山館】
神奈川県立近代美術館 葉山は2024年9月29日から2025年3月31日(予定)まで、改修工事のため展示室での展覧会を休止
■栗林隆 Roots
会期:2024年12月14日~2025年3月2日
会場:神奈川県立近代美術館 葉山
エントランス、講堂、中庭ほか
開館時間:9:30 ~ 17:00
(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(1月13日、2月24日を除く)、12月29日~2025年1月3日
入館料:一般 1000円/20歳未満・学生 850円/65歳以上 500円/高校生 100円
開催場所:長寿寺(山ノ内1520)
開催日:2024年10月4日~12月7日
10月4日~11月22日 金土日及び祝日
11月23日~12月7日 毎日
10:00~15:00(雨天中止)
拝観料:300円
■まんだら堂やぐら群 限定公開
開催場所:逗子市小坪7丁目
国史跡「名越切通」内
開催日:2024年10月19日~12月16日の土日月祝
10:00~15:00 ※入場は5分前まで
■紅葉特別参拝
開催場所:覚園寺
開催日:2024年11月20日~12月10日
9:00~19:00(雨天中止)
入山料:大人 500円、小・中学生 200円
■秋の夜間特別拝観
開催場所:長谷寺
開催日:2024年11月23日~12月8日
日没~19:00(19:30閉山)
拝観料:大人 400円、小学生 200円