後醍醐天皇
後醍醐天皇(ごだいごてんのう:1288年-1339年)は、天皇が直に政治を行う「親政」を目指し、足利尊氏と七転八倒の戦いを繰り広げた天皇である。大和朝廷の黎明期に力を揮った天智・天武天皇や平安京を開いた桓武天皇などを思い起こしてのことだったのだろうか。1333年に一瞬、親政を揮った。建武の中興だ。しかし、結局は逃亡先の吉野で亡くなり、陵(みささぎ)も吉野に造られている。
のち、後醍醐天皇の魂を鎮めるため、尊氏は天龍寺を建立した。