源頼朝
源頼朝(みなもとのよりとも:1147-1199年)は日本で最初に武家政権を成立させた人である。父源義朝平清盛との戦いに敗れ、頼朝は1160年、13歳の時、伊豆に流された。孤立無援、絶望的な状況だった。が、関東の原野を開墾した地主たちが「武士」となり、圧倒的なエネルギー量をもって源氏の棟梁だった彼を押し上げた。監視役だった北条時政娘政子と恋仲になり、時政とその息子たちの加勢を得たのも大きい。1180年、ついに旗揚げし、1185年には鎌倉に幕府を開いた。