埼玉 大秩父
秩父ハイキングコース①黒谷駅ー和銅遺跡ー和どうの湯
秩父の「自然」は一般にはまだ知られていないところが多い。
秩父は荒川が流れその河段丘、その背後にある比較的低い丘と山などが構成する盆地だ。武甲山のような石灰岩でできた山が突然そびえてもいる。
1964年、東京オリンピックの年に新潮社から出版された「日本百名山/深田久弥作」によると秩父の山には、3つ、百名山がある。荒川の最初に一滴が流れでる甲武信岳。山頂がのこぎりのようにごつごつした感じの両神山。そして東京都と境を接する雲取山。両神山は今回ハイキングした黒谷のあたりからよく見えるが、新幹線で北に行く時、大宮駅をでたあたりで、西方向に見えて嬉しくなる山だ。
今回のハイキングコースは、「黒谷駅ーハイキング登りー露天で銅を掘ったという和銅遺跡ーハイキング下りー聖神社ー国道を歩いて-和どう鉱泉ーお蕎麦・はぎふく-黒谷駅」。時間は、お湯につかったのとお蕎麦を食べた時間も入れて3時間半。
晴れていたことで、武甲山、両神山がきれいに見え、温泉もよかったので気持のいいハイキングができた。
和銅遺跡から、純度が高い銅が産出したといい、年号が「和銅(708-715年)」に改元された。また、和同開珎が発行されたという。
黒谷駅からの標高差は以下。
黒谷ハイキングコースの標高差
標高(m) | 標高差(m) | |
---|---|---|
①黒谷駅=起点 | 181.1 | 0 |
②上り口 | 181.6 | 0.5 |
③聖神社 | 193.3 | 12.2 |
④和銅遺跡降り口 | 229.1 | 48 |
⑤和銅遺跡 | 225.6 | 44.5 |
⑥和どうの湯国道入口 | 187.3 | 6.2 |
⑦和どうの湯 | 175.7 | -5.4 |
秩父の道は、暴れ川荒川から離れており、おおよそ、河段丘に広がる畑の中を走っていることが多い。鉱泉は畑のなかや荒川、またその支流沿いに掘ってあったりする。掘ってあてたのか、湧きだしたのかわからないが、鉱泉はたくさんある。大秩父エリアにはざっと「20」の鉱泉・湯の宿がある。地元の人と東京、神奈川、北関東の人たちが、昔から入湯に来たという。
湯の宿は、いま、すっかりきれいになり、湯の郷ちちぶを盛り上げている。存分に楽しんでほしい。
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