京都 嵯峨野・嵐山





京都平安京を
造作していく時、渡来系の豪族秦氏が果たした役割は大きい。土木や養蚕の技術をもつ氏族で、葛野(いまの嵯峨野を中心にした郡)を地盤に盛んに殖産した。松尾大社や伏見稲荷大社を創設したことでも知られ、嵯峨野の太秦(うずまさ)という地名にその力の大きさが現れている。平安遷都の頃、嵯峨野が山城国の中心の1つだったこともわかる。現在の嵯峨野は嵐山、桂川、天龍寺を核にして小倉山山麓の古刹群が人気の観光地になっている。
明治28年の平安神宮創建時から続く行事で、京都三大祭りのひとつ。メインは時代風俗行列。山国隊の奏する笛、太鼓の音色を先頭に、明治維新から江戸、安土桃山、南北朝、鎌倉、平安遷都までの時代を遡り、約2000名、およそ2kmにわたる行列が続く。
■時代祭:毎年10月22日
