神奈川 鎌倉・北鎌倉








秋晴れの鎌倉
この日はめずらしく白波が重なるように次々と音を立てて押し寄せていた。南方海上の遠くに台風14号がありその影響でうねりがあり波は1m~1.5mほどになっていた。どこでそんなことを知ったのか若い女性もその波に乗っていた。足先に潜水用のフィンをつけている子も多くそういう子はボードに上半身だけを乗せて波を滑っていた。洒落てるなあと思った次第。
由比ヶ浜西詰あたりに行くには、江ノ電長谷駅で降りて長谷観音と反対(海)方向に行く。2分歩いて信号を右折ないし左折。右折の場合1分歩いて信号を左折、いずれの場合も3分行けば海だ。

秋晴れの材木座海岸
材木座海岸の「材木座」は鎌倉時代、材木問屋が多かったかららしい。近くに港湾施設もあり荷上げもしたと思われる。
材木座の町は人が暮すときにつく垢の匂いが程よくしている。それがいい感じだ。港町の匂い。
由比ヶ浜にくらべ波が低く砂浜が広い。サーファーは少ない。逗子のヨットハーバーが近い所為か沖合をヨットが走る。
材木座海岸を目指す時、材木座海岸よりより目指す人が多い(?)光明寺が近くにあることを覚えておくといい。光明寺の方が垢が多くついている。
JR鎌倉駅東口。バスは[7番線]から出る。若宮大路をまっすぐ南に歩くあるいはレンタサイクルで行くのもOK。運がいいと大島、富士山を見ることができる。砂浜でぼーっとするのが趣味というムキにも江の島と富士山が姿を見せる砂浜は程よいよさだと珍重されている。

秋晴れの鎌倉・二階堂
二階堂とあざ名のついたこの一帯は静かにいい香りが漂うところで秋の鎌倉を代表する
※段葛・海蔵寺・鎌倉農協即売所は二階堂エリアではありません。が、特報したい記事のため編入しました
義時のスケジュール(15) 義時と秀吉の自立を比べる

武将の自立の場合、時の権力の打倒を目指す挙兵であることが多い。他人からみれば突然のことのように思えることも多い。
ここでいう自立は「自らの能力、弱点が認識でき弱点を補える人を用意できる。戦いの初めからお終いまでの地理的な場面と登場人物の想定、その展開場面を一人で考えそれぞれの場面をコンテにできる。勝っている時負けている時の対処方法を作ることができる。

北条義時の自立はいつだったのか?時政を追放し幕府権力を奪取するというプランは一人で考えたのか?義時グループがあったのか?

信長はいつだったのか。
同じ織田氏の間で果てしない争いがつづき、父信秀が尾張、美濃、三河を這いずり回っている時すでに彼は自立していたかもしれない。斎藤道三と対面した折にその器量を見せつけたといわれる1553年4月がその時であろうと思うがどうだろう。

鎌倉にある幕府権力を奪い取る!と覚悟を決めたのは逆算すると頼朝の死の直後だろうか。1199年。自立の瞬間の目立つ動きが見えず、むしろ義時はどこにいてなんの準備をしていたのかと考え込む。娘と息子の婚姻を通じて他者の力を取り込み蓄えていく時政の翼の中にいてひな鳥のように力を養っていたというのか。
権力を奪取する時の戦略を作っていた。
敵になるだろう戦闘軍団のリストアップとその軍事力諜報力宣伝力の把握。自らグループの軍事・諜報・宣伝力の把握と最終目標の設定、時々の達成目標、個々の敵の打倒戦術を作る。その時鎌倉幕府をどうしたいのか?誰が周りにいるのか。
仮想敵を打倒していくごとに補強と義時グループの展開を時間軸をおいて作っていく。
そんなことを義時はどこでいつ誰と話していたのか。
鎌倉時代初期の戦術は見え見えで単純。ただ邪魔なやつを殺す。一人ひとり殺していく。敵がすくなく味方もすくない。天下取りの戦略・戦術は単純でよかった。

そして朝廷・後鳥羽上皇。すこし複雑な思考が必要だった朝廷・後鳥羽上皇も含め「力攻め」でOKだったように思える。
義時の自立は秀吉や中大兄皇子のようにドラマチックではない。
朝廷権力を倒し武家に権力が移った。統治者の目指すものが変り統治する組織、意思の伝え方が変った。当然実行の仕方も変った。しかし価値観の変った社会と人々の生活が当初の混迷混乱から安定に向っていくに従い当初の価値観が微妙にすこしづつ変っていった。1190年代の10年間。そして革命第一世代の価値が古くなり第二世代が登場する。すくなくとも半分は第二世代に属した義時に日が当り始め動き出したと捉えれば、パッとしない感じの義時が解ってくるのかもしれない。1190年代が終ろうとする時頼朝が死んだ。


江ノ電 由比ヶ浜駅〜長谷駅間
宝戒寺、海蔵寺、浄光明寺、鶴岡八幡宮、瑞泉寺、東慶寺、浄智寺、成就院、
極楽寺、高徳院(鎌倉大仏)
宝戒寺の萩は、白い花が咲きます。

宝戒寺、浄妙寺、高徳院、長谷寺、極楽寺、本覚寺、本興寺、来迎寺、
補陀洛寺、光明寺、妙隆寺



東慶寺、海蔵寺

浄智寺、光則寺、御霊神社

東慶寺、浄智寺、海蔵寺、浄妙寺、瑞泉寺
鎌倉薪能は10月の人肌が恋しくなる夜寒の中、鎌倉宮の境内で厳かにおこなわれる。玄妙な雰囲気がただよい、席について見ていると陶酔感が襲ってくるという。鎌倉宮は後醍醐天皇による建武の新政の実現に力を注いだ護良親王を祭神とする。明治天皇が造営を命じたもので、社殿の向うの小高い森の雰囲気がいいお宮である。写真提供:鎌倉市観光協会
新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のため、開催イベントの中止や延期がある可能性がございます。おでかけの際は事前にご確認ください。
■人形供養
開催場所:本覚寺
開催日:10月1日 12:30~
※供養代は有料です
■第65回鎌倉薪能
開催場所:鎌倉宮
開催日:10月6日
※鎌倉薪能観覧には事前のチケット購入が必要です
■絵筆塚祭
開催場所:荏柄天神社
開催日:10月8日 13:00~
■十夜大法要
開催場所:光明寺
開催日:10月12日~14日
■かまくら「長谷の市」
開催場所:長谷寺周辺
開催日:10月15日
■文墨祭
開催場所:白旗神社(鶴岡八幡宮境内)
開催日:10月28日 10:00~
■オクトーバーフェスト KAMAKURA2023
開催場所:みんなの鳩サブレースタジアム(鎌倉市梶原634-1)
開催日:10月21日 11:00~20:00
10月22日 10:00~19:00
【特別展】
映画をデザインする
ー小津安二郎と市川崑の美学
2022年9月17日~12月12日
料金:一般400円/小・中学生200円
<映画上映2023年10月〜>
■TAR ター
10月17日、18日、20日、21日
監督:トッド・フィールド
出演:ケイト・ブランシェット、ノエミ・メルラン、ニーナ・ホス、ソフィー・カウアー
■茶飲友達
10月17日、19日、20日、22日
監督:外山文治
出演:岡本玲、磯西真喜、海沼未羽、渡辺哲
■すべてうまくいきますように
10月18日、19日、21日、22日
監督:フランソワ・オゾン
出演:ソフィー・マルソー、アンドレ・デュソリエ、ジェラルディーヌ・ペラス、シャーロット・ランプリング
■誰も知らない
10月24日、25日、27日、29日
監督・脚本:是枝裕和
出演:柳楽優弥、YOU、北浦愛、清水萌々子、木村飛影、韓英恵
■ワンダフルライフ
10月24日、26日、27日、29日
監督・脚本:是枝裕和
出演:ARATA(井浦新)、小田エリカ、寺島進、内藤剛志、谷啓、伊勢谷友介、香川京子
■是枝監督テレビドキュメンタリー集
10月25日、26日、28日、2024年1月10日、13日
監督:是枝裕和
■歩いても 歩いても
10月31日、11月1日、3日、4日
監督・脚本・原作:是枝裕和
出演:阿部寛、樹木希林、夏川結衣、YOU、高橋和也、田中祥平、原田芳雄
■童年往事 時の流れ
10月31日、11月2日、3日、5日
監督・脚本:侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
出演:ユー・アンシュン、ティエン・フォン、メイ・ファン、タン・ルーユン
10月の段葛
今年は桜の紅葉が遅いが・・・

由比ヶ浜の満ち潮引き潮
開催場所:旧川喜多邸(鎌倉市雪ノ下2丁目)
開催日:10月7日、8日 10:00~16:00
■吉屋信子記念館 一般公開
開催場所:吉屋信子記念館
開催日:10月、11月の毎週土曜日及び日曜日
・10月、11月の1日~3日
10:00~15:45
【鎌倉文学館】
鎌倉文学館は2023年3月27日から2027年3月31日(予定)で庭園も含め、大規模改修のため全館休館
【鎌倉市鏑木清方記念美術館】
■清方×文学
ー紅葉への憧憬、鏡花との友情ー
会期:2023年9月14日~10月18日
開館時間:9:00 ~ 17:00
※最終入館は30分前まで
休館日:毎週月曜日、10月10日(9月18日、10月9日は開館)
入館料:一般 450円/小・中学生 220円
■特別展
「 清方と弟子たち
―師弟で目指した芸術―」
会期:2023年10月21日~11月26日
開館時間:9:00 ~ 17:00
※最終入館は30分前まで
休館日:毎週月曜日、11月14日
入館料:一般 450円/小・中学生 220円
【神奈川県立近代美術館 鎌倉別館】
■[コレクション展]
荘司 福 旅と写生/ドローイング
会期:2023年9月16日~11月26日
開館時間:9:30 ~ 17:00
(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜(9月18日、10月9日を除く)
入館料:
一般 250円/20歳未満・学生 150円/65歳以上 100円/高校生100円
【神奈川県立近代美術館 葉山館】
■葉山館20周年記念
100年前の未来:
移動するモダニズム
1920-1930
会期:2023年10月7日~2024年1月28日
開館時間:9:30 ~ 17:00
(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜(10月9日、1月8日を除く)、12月29日~1月3日
入館料:
一般1,200円/
20歳未満・学生1,050円/
65歳以上600円/
高校生100円