栃木県 那須





那須野 2023年 夏
5月GW明けのころ田植えが終り、田んぼはエネルギーを蓄えているようだった。はじめ、風に吹かれ頭を水につけていた苗が3週間もすればピンと立ち、7月には40cm程に育って直立不動の逞しさをみせた。那須野の美しい時期はたくさんあるが田んぼとそれを囲むようにしげる森の緑の鮮やかな7月1日前後の3週間!見ごたえを感じる。晴天の下、稲が空の青を映しやや青味がかった緑一色の風景は美しい。
シモツケ、ヤグルマハッカ、ナツズイセンのピンク。クチナシの真綿色。それに見た目と違った優しい香りのするヤマユリもいい。。
二百十日を迎えようかという8月の中ごろ、稲はのちに籾になるカラに守られて小粒の花をたくさん咲かせた。大雨をつれてくる台風が来ないことを祈る。
7月、西からの風が茶臼岳を駆け上り雲をわかせ3合目あたりから上はずっと隠れていた。明け方の気温が20度を切ろうかという8月の中旬(東麓の標高350mあたりの気温)から那須連山が顔を出してきた。
那須野-夏に咲く野花レポート(1)
那須野の夏の閑話(ヒマバナシ)
那須野-夏に咲く野花レポート(2)












「茶臼岳の2022年」
富士山を多くの日本人が「きれいダナ」と思っているように「那須・茶臼岳」を見る人も「きれいダナ」と思っている。TV番組に富士山が映し出されれると「ふじさん!」と口に出すように、「那須・茶臼岳」がTVに映ると「あっあっ」と声に出る。
ただ富士山はall japan、那須・茶臼岳はlocal。見た人のうちの20%くらいはあっあっではなく「茶臼岳だ」っと言わせたい。
那須連山の主峰・茶臼岳は煙を吹いている活火山で人によって那須岳とも呼ぶ。標高は1915m。見上げると右手前に小さな火口がありアクセントになっている。北側の尖った山容を見せるのは朝日岳。標高1896m。
2021年の秋から撮ってきた茶臼岳の画像が3000枚をはるかに超えた。これから腰をいれて那須野を紹介しようといういま茶臼岳の1年をまとめた。