栃木県 日本ロマンティック街道/日光ドライブ
日本ロマンチック街道
日本ロマンチック街道・国道120号線は日本を代表する自然地リゾート「日光東照宮・中禅寺湖・湯ノ湖・日光白根山・片品武尊山・尾瀬・玉原高原」を貫通する道である。
栃木県日光市と群馬県片品村、沼田市を結んでいる。日光東武駅の標高542.1m、JR沼田駅412.7m。最高点は金精峠で1855.4m。
このエリアでごく普通の旅をする場合、2泊3日以上のスケジュールを組みたい。
オススメの宿泊エリアは、
「中禅寺湖畔か奥日光 湯元」
「武尊山南麓の片品温泉か尾瀬戸倉温泉などの温泉」
さらにもう1泊できる場合「尾瀬」まで足を延し山小屋風の宿に泊るのがいい。
電車で行く場合、東武かJR日光駅から湯元温泉まで東武バス。
一方、JR沼田駅から尾瀬あるいは丸沼・日光白根山方面まで関越交通バスが行く。国境の金精峠は12月下旬から翌年4月下旬まで通行止めになる。そのため冬期はバスもクルマも直通できない。 雪のないグリーンシーズン(6月初め~10月下旬)は、JR沼田駅発の関越交通バスが金精峠を越え湯元温泉まで行く。そこで、日光駅から来る東武バスに乗り継ぐ。夏の間、沼田ー日光はバスで行き来できる。(※2021年の営業については関越交通バスに確認してください)
「山と湖と滝」とその中に二荒山神社と東照宮が静かな姿をみせる日光。緑の濃い武尊山麓に多く温泉が湧く片品そして尾瀬。四季それぞれに心のやすまるリゾートではある。
日光東照宮
標高643mと書いた看板が参道にある日光東照宮。
国宝に指定されている本殿・石の間・拝殿そして陽明門とそれにつづく回廊など。我々参拝者をわくわくさせる鳥居、社殿が50を超えるという。1999年、世界遺産に登録された。
鳥居や五重塔などは主だった大名がそれぞれに腕をふるい寄進したといわれる。
すべての社殿の奥の一段高いところに祀られた家康のお墓が印象に残る。
いろは坂・明智平・華厳ノ滝
東照宮を出るとやがて細谷大谷橋交差点。左に行くと足尾。そのまま行くといろは上り坂になる。第二いろは坂といい28曲り。初めの曲りに「な」と名札が掲げてあり「ん」まで続く。はじめはここ1本だった下りの第一いろは坂は20曲りで「い」から「ね」まである。
いろは坂の標高差は500m以上あり、春、下界で桜が咲きそして散る時に雪が舞う上界という差がある。比叡山の上と下の春も楽しめるがそれよりも沁みる。
上り坂の途中に休憩所も兼ねた明智平がある。中禅寺湖方面を俯瞰する景色が雄大で休憩して牛乳1本を呑む価値はある。
いろは坂を上り詰めると中禅寺湖だ。そして華厳ノ滝。車椅子マークのある駐車スペースのある広い駐車場がある。滝を正面に見るのに降りていくエレベーターも、当たり前だが広くしている。
華厳ノ滝(落差97m)は随分と高い那智の滝(標高差113m)とは違う。水がこれでもかと落ちてくるナイアガラ滝の部類であろう。ナイアガラほど横幅がないのが残念だが湖から落ちる様子は同じだ。
中禅寺湖・竜頭ノ滝
中禅寺湖の湖尻あたりから湖越しに男体山を見上ると、その意味が解る人全員が中禅寺湖はカルデラ湖だと思うだろう。中禅寺湖のパートで書いた。
奥日光にある湯ノ湖から滝を下り、戦場ヶ原を流れてきてもう1つ滝(落差約50m)を落ちた湯川が堰き止められてこんな大きな湖になったのだ。
戦場ヶ原・湯川・湯滝・湯ノ湖
草や小潅木が生え放題に茂っているように見える戦場ヶ原。中を湯川が流れている。湯滝から竜頭ノ滝までの標高差は約140mで結構な差がある。
小滝があり千手ケ浜あたりで落差ができているようである。水流はうねっていて瀬と淵がある。トラウトが釣れる。
日光白根山・丸沼・菅沼 日光白根山は標高2578mの活火山。北関東以北では北海道も含め一番高いらしい。百名山の1つで、日光白根山ロープウェーの山頂駅から頂上が近い。五色沼や弥陀ガ池など水溜りのような、しかしとてもきれいな池が山頂部付近にあり登る人を楽しませるという。 そのロープウェーの山麓駅がある丸沼湖畔の標高は1425.4m。日本ロマンチック街道沿いにはキャンプ場などもある。冬期はロープウェーの山頂駅からスキー客が滑降する。 |
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