東京 鶯谷
江戸湾の波の上だった鶯谷
上野駅をでて北へ向うと左側がずっと崖になっている。その高台は谷中の先まで続いていていて、谷中からみる青く輝く江戸湾を歌川広重が描いている。
江戸湾の波の上だった(?)鶯谷は正岡子規が住んだ町(当時の上根岸町)で、その住居は子規庵として残されている。夏目漱石、秋山真之そして高浜虚子、碧梧桐などが訪れ文学談義をした庵である。
※正岡子規(1867-1902)は夭折した俳人。秋山真之(1868-1918)は日露の日本海海戦を勝利に導いた軍人。