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広島 平和記念公園

 
 
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写真

原爆の犠牲になった人たちを慰める広島平和記念公園の石碑群。それらをおおうように桜が咲き、桜吹雪が舞う。


写真広島平和記念公園の桜
平和を祈る公園には大小の記念碑、石碑がある。平和の灯が燃え続ける原爆死没者慰霊碑、折り鶴を飾る原爆の子の像など生き残った人の想いをこめて数え切れないほどの記念碑が造られている。
それらの記念碑、石碑をおおうように桜とくすの木が植えられた。まだ若い木があり、60-70年を経た老木もある。桜は毎年、約束したように咲き、桜吹雪を巻き上げて若葉をふかせている。写真提供:広島県



写真ある男の「影」(2016.5.15記)
核廃絶を訴え、2009年にノーベル平和賞を受賞したバラク・オバマ米国大統領が5月27日、広島に来る。彼は真っ先に原爆資料館に行くだろうか。そして、そこにある1945年8月6日の「現実」は見るだろうか。
1945年8月6日、朝、晴れ。ある男性が花崗岩で造られた銀行の入口そばに座っていた。開店を待っていたらしい。8時すぎ、空襲警報。またかとその男性が思ったかどうか。その一瞬、後にそれを体験し生き残った人が「ピカッと光ってドンと鳴った」という。そして、その一瞬ののち男性はそのすべてが溶けた。らしい。まわりにいた人たちも溶けた。だから溶けたことを証言する人はいない。が、もたれかかった花崗岩の壁に男性が存在していた証拠が残った。男性の体が「ピカドン」を遮り、花崗岩のそこだけが溶けず、元の花崗岩の色が残り、「影」になったのだ。広島の人々はいろいろにこの「影」を語り継いだ。
写真「影」は原爆資料館に展示されている。大統領はその「影」を見るだろう。そして、何ごとかを話すだろう。話は世界の人々に語り継がれる。
左記写真はオバマ大統領が自ら折り、広島市に贈られた折り鶴。現在、平和記念資料館に展示されている。
(提供/広島平和記念資料館)
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