20211102天守閣
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高知のお城は意味ありげな緊張感がなくいい意味で軽い。重厚で堅牢な城郭でありながら特別なことを考えなくていい。松前城から今帰仁城、中城城跡まで全国の多くの城跡、城址を訪ねたがそれは珍しいことだ。
高知城は3本の川を守りにして固い。鏡川を南、江の口川を北、国分川を東の守りにしている。水路を使って守備しようとした点で一豊の当初の主君秀吉の造った大阪城の守備体系に似ている。
高知城は400年前に造った石垣をそのまま残しているのだという。追手門から標高差37mの天守閣を目指して登る時、左右どちらかが必ず石壁になっていてコツコツと積み上げた実直そうな石たちはさわさわとしている。
天守閣と本丸御殿(懐徳館)、追手門など本丸の建造物群もまた傷つくことなく残っているという。先の大戦の折の空襲被害も最小限であったらしい。
高知城追手門経緯度:33.560686,133.533143、標高2.4m。天守閣標高39、5m
岡豊城跡(天守)経緯度:33.594934,133.622487、標高97.5m
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