神奈川 鎌倉・北鎌倉








鎌倉の桜
桜の花が競うように咲き誇っている光景は鎌倉にはない。例えば鹿児島・甲突川の桜、広島・平和公園の桜、岡山・津山城の桜、東京・隅田川河畔の桜、岩手・北上展勝地の桜、青森・弘前城の桜のようにである。
鎌倉の桜は、桜がめでたく咲く神社やお寺をコツコツと歩きそれぞれで立ち止り持っているおにぎりとか饅頭とかをたべお茶を飲む。そして桜を見上げて「ほー」とうれしい気持になるっていうのがよいようである。
以下、鎌倉を3つの桜ゾーンに分けて紹介する。
2023年2月20日時点で今年の桜画像がないためMAP&NEWSの手元の桜画像から選んだものを載せました
桜散歩(1)
極楽寺-成就院-御霊神社-光則寺-甘縄天神社
極楽寺からすこし後戻りをすると極楽寺坂切通しのてっぺんになる。「鎌倉」に入る時も出る時も通る峠だ。そこから坂を左に行くと200mにもならないうちに成就院参道の登り口になる。
成就院はお大師さん・真言宗のお寺。しっかりとお詣りして一息ついたところで桜を見たい。桜の向うに見える由比ガ浜。
成就院の反対側の参道を下り切通しの坂にでてさらに下っていくと左に御霊神社の入口がある。角の店で力餅を買い食べながら歩く。参道を横切る江ノ電の踏切。線路沿いに紫陽花の株。境内の桜は盛大に咲き誇るという感じではないがなかなかいい。
御霊神社から元の道に出て坂下交差点方面へ行く。途中、左折して、江ノ電長谷駅を右に見ながら長谷寺を左に見て歩くと光則寺入口。軒を並べる店を冷やかしながらでも15分で行く。
光則寺は1274年創建という日蓮宗の小さなお寺。梅のころから紅葉が落ちるまでそれぞれの季節の花が我々を楽しませてくれる。桜の木は多くはないが、毎年見事に咲く。
甘縄天神社は和銅3年(710年)に僧行基が草創したといわれる神社。長谷観音前交差点の近くだが入口がちょっと分かりづらい。境内はとても静か。桜の咲く具合も静かでマニア向けかもしれない。
八幡太郎義家が生まれた神社といわれ源家との繋がりが深い。
鎌倉駅に帰る場合、普通長谷駅から江ノ電に乗るということになるが、鎌倉彫の老舗の多い道をテクテク歩いて行くのもいい。





桜散歩(2) 滑川-妙本寺-安国論寺-光明寺
桜散歩(3)
段葛-八幡宮源氏池-大蔵幕府跡前通り-頼朝公墓参の道-荏柄天神社参道-覚園寺参道-瑞泉寺
義時のスケジュール(18)

和田軍は150騎ほど。どのように奮闘しても勝てる見込みはない。
義盛は「義」は自分にあると考えた。
そして、一花咲かせて散りたいと考え行動した。
義盛が我慢できかったこと
義時が義盛を潰したいと思っていたこと
何もしないでじっと見ていた政子 について述べていきたい。
「義盛が我慢できかったこと」を短くいう。
北条の若造が裏でコソコソと動きまわり、近頃、幕府を気ままに動かしている。気に入らない。

「義時が義盛を潰したいと思っていたこと」は単純だ。
自らが頼朝のように天下の上に立ち天下を動かしたいということだろう。頼朝のような源氏の頭領という世の中の誰もが尊敬するに名もない義時はしかし、せめてもと北条の名を前に押し出し、頼朝のようにやりたいと考えたのである。

和田義盛はこうも考えただろう。比企能員、畠山重忠のように名を述べることもなく迷い犬のような無残な殺され方をしたくない。華々しく誰もが見ている前で、多くはないが味方をしてくれる武将たちと戦い死んでいきたい。和田義盛の名を惜しみ残したいと。
自らがシナリオを書きその通りに(和田らを)殲滅する戦いは義時にとって今回がはじめてであった。父親がお膳立てをし自分は単に首を取るだけという頼家・比企・畠山の時とは違った。この戦いの一部始終を書き留めている吾妻鑑の中では、いつものように義時は表にでてこない。頼朝のようになりたいのであれば戦略が違うし細かな戦術も違う。天下を獲るまでのスケジュールを立てる時、義時はデータの分析自体を間違ったかあるいはデータの質と量に齟齬があったようである。
のちの世に義時の名が出ることはなかった。北条の名ものちの世ではかばかしくない。


シャクナゲが咲くにはすこし早いが瑞々しく咲いている
新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のため、開催イベントの中止や延期がある可能性がございます。おでかけの際は事前にご確認ください。
■献詠披講式
開催日:3月24日 13:00~
開催場所:鶴岡八幡宮
由比ヶ浜の満ち潮引き潮
【特別展】
映画の分類学入門
ージャンルで読み解くハリウッド
2022年12月18日~2023年3月12日
料金:一般200円/小・中学生100円
【企画展】
BOWシリーズの全貌
―没後30年 川喜多和子が愛した映画
2023年3月18日~2023年6月25日
料金:一般200円/小・中学生100円
<映画上映2023年3月〜>
■ゲット・アウト
3月7日~9日、11日
監督:ジョーダン・ピール
出演:ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ブラッドリー・ウィットフォード
■キャバレー
3月10日~12日
監督:ボブ・フォッシー
出演:ライザ・ミネリ、マイケル・ヨーク、ヘルムート・グリーム、ジョエル・グレイ
■こちらあみ子
3月21日、22日
監督・脚本:森井勇佑
出演:大沢一菜、井浦新、尾野真千子
■ピアノ・レッスン
3月23日~26日
監督:ジェーン・カンピオン
出演:ホリー・ハンター、ハーヴェイ・カイテル、サム・ニール、アンナ・パキン
3月の段葛
段葛の見栄えが一新されたのは2016年。その時桜の若木が植えられた。背丈は3メートルほどだった。が、大分大きくなった。昨年など枝を勢いよく突き上げ花を咲かせていたのだ。
【鎌倉文学館】
■収蔵品展「鎌倉文学年表 古典編」
会期:2023年1月4日~3月26日
開館時間:9:00~16:30(1月~2月)
9:00~17:00(3月~4月)
※入館は30分前まで
休館日:月曜日
入館料:一般300円、小中学生100円
【鎌倉市鏑木清方記念美術館】
■花咲くよろこび
―清方が描いた花々―
会期:2023年3月3日~4月9日
開館時間:9:00 ~ 17:00
※最終入館は30分前まで
休館日:毎週月曜日
入館料:一般 300円、小・中学生 150円
【神奈川県立近代美術館 鎌倉別館】
■ 美しい本―湯川書房の書物と版画
会期:2023年1月21日~4月16日
開館時間:9:30 ~ 17:00
(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜
入館料:一般250円、20歳未満・学生150円、65歳以上と高校生100円
【神奈川県立近代美術館 葉山館】
■横尾龍彦 瞑想の彼方
Yokoo Tatsuhiko: Beyond the Realm of Meditation
会期:2023年2月4日~4月9日
開館時間:9:30 ~ 17:00
(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜
入館料:一般1,200円、
20歳未満・学生1,050円、
65歳以上600円、
高校生100円