栃木県 那須





百花繚乱に新雪
5月9日、明け方に雪になったようで茶臼岳は8合目から山頂にかけて雪をかぶっていた。午後になって晴れ上がり、田んぼの畔に咲いた花々の向うに新雪が輝いていた。
2月の節句のころから5月の田植えどきまで那須はたくさんの植物種の花が我さきに咲く。
初めは青のオオイヌノフグリと濃い黄色のホウセンカ、霜や雪にも負けずエネルギッシュに咲く。次いで白梅、黄色と白のスイセン、ペチコートスイセン、いろんな種が存在するスミレ。
そしてソメイヨシノ、辛夷、山桜、ハナモモすこし遅れてタンポポ。初夏が近づくとスズラン、ホテイラン、フデリンドウ、ゼニアオイ、ヒナゲシ、キツネノアザミなどが顔を突き出す。
背の低い山野草が多いが歩きながら好意的に探せば多くの花を見つけることができる。
那須の春は百花繚乱であった。
5月中頃からの「緑の王国」
5月中頃からの「緑の王国」