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東京アートニュース

 
東京アートニュース  
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「海老と熱帯魚」 昭和51年(1976)以前 絹本着色
田中一村記念美術館蔵 Ⓒ2024 Hiroshi Niiyama

田中一村展 奄美の光 魂の絵画
会場:東京都美術館 →上野MAPへ
会期:9月19日(木)~12月1日(日)
休室日:月曜(9月23日、10月14日、11月4日は開室)、9月24日、10月15日、11月5日
開室時間:9:30~17:30、金曜9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
https://isson2024.exhn.jp/

世俗的な栄達とは無縁ななかで、全身全霊をかけて「描くこと」に取り組んだ画家・田中一村(1908-1977)の、神童と称された幼年期から、終焉の地である奄美大島で描かれた最晩年の作品まで、その全貌を紹介する大回顧展。
絵画作品を中心に、スケッチ・工芸品・資料を含めた250件を超える作品が展示され、奄美で描いた代表作《不喰芋と蘇鐵》、《アダンの海辺》をはじめ、未完の大作や近年発見された初公開作品も多数出品される。
現在の東京藝術大学に東山魁夷等と同級で入学したものの、2ヶ月で退学。その後は独学で自らの絵を模索し、「最後は東京で個展を開いて、絵の決着をつけたい」と述べていた一村ゆかりの地、上野での展覧会で、一村の真髄に迫り、「生きる糧」としての芸術の深みに触れたい。

「ずしの花」 昭和30年(1955) 絹本着色
田中一村記念美術館蔵 Ⓒ2024 Hiroshi Niiyama
※無断転載禁止

入場人数の制限や、入場券・日時指定券が必要な場合がありますので、お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。


東京

浮世絵お化け屋敷
会場:太田記念美術館 →原宿・表参道MAPへ
会期:8月3日(土)~9月29日(日)
 前期/8月3日(土)~9月1日(日)
 後期/9月6日(金)~9月29日(日)
 ※前後期で全点展示替え
休館日:8月5日(月)、8月13日(火)、8月19日(月)、8月26日(月)、9月2日(月)~9月5日(木)、9月9日(月)、9月17日(火)、9月24日(火)
開館時間:10:30~17:30(入館は17:00まで)
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

夏にふさわしい、妖怪や幽霊を題材とした浮世絵を紹介する展覧会。
歌川国芳の代表作である「相馬の古内裏」をはじめ、歌川国貞や月岡芳年ら人気浮世絵師たちが手掛けた不気味で怖い妖怪や幽霊の名品など、約170点(前後期で全点展示替え)の浮世絵を展覧する。
新たに収蔵された初公開の作品38点も含め、楽しそうに踊る猫又や、人間のような表情をした河童、ゆるキャラのような不思議なフォルムをした謎の妖怪たちなど、かわいくてユーモラスなお化けたちも見どころだ。

  • 歌川国芳「五十三駅 岡崎」(太田記念美術館蔵) 後期展示
    ※無断転載禁止

空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン
会場:東京ステーションギャラリー →東京MAPへ
会期:7月13日(土)~9月23日(月・振)
休館日:月曜(8月12日、9月16日、9月23日は開館)
開館時間:10:00~18:00、金曜10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで )
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202407_folon.html

20世紀後半のベルギーを代表するアーティスト・ジャン=ミッシェル・フォロンの、日本で30年ぶりの大回顧展で、初期のドローイングから水彩画、版画、ポスター、そして晩年の立体作品まで約230点を紹介する。
美しい色彩とのびやかな線で描かれた作品には、抑圧や暴力、差別などに対する強いメッセージが込められており、作品のいたるところに登場する矢印は、見る者をあらゆる意味で惑わす。
「リトル・ハット・マン」に誘われ、フォロンの作品と対峙する旅に出かけよう。

  • 《無題》1968年頃 フォロン財団
    ©Fondation Folon, ADAGP/PARIS, 2024-2025
    ※無断転載禁止

田名網敬一 記憶の冒険
会場:国立新美術館 企画展示室1E →六本木MAPへ
会期:8月7日(水)~11月11日(月)
休館日:火曜
開館時間:10:00~18:00、金・土曜10:00~20:00
https://www.nact.jp/exhibition_special/2024/keiichitanaami/

幼少期に経験した戦争の記憶とその後に触れたアメリカ大衆文化からの影響が色濃く反映された、色彩鮮やかな作品で知られる日本人アーティスト、田名網敬一(1936-)の、初となる大規模回顧展。
戦後日本で展開されたカウンターカルチャーを物語る作品や、自身の過去の記憶や夢を主題とした作品、多種多様なクライアントワークやコラボレーション作品など、60年以上に及ぶ活動を、「記憶」というテーマのもとに改めて紐解いてゆく。
多方面から注目が集まる田名網が現在まで探究を続けている、虚実が入り混じった記憶のコラージュのような作品世界に存分に没頭したい。

  • 田名網敬一《森の掟》2024年
    顔料インク、アクリル・シルクスクリーン、ガラスの粉末、ラメ、アクリル絵具/カンヴァス 251 x 200 cm
    ©Keiichi Tanaami / Courtesy of NANZUKA
    ※無断転載禁止

昭和モダーン モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界
会場:泉屋博古館東京 →六本木MAPへ
会期:8月31日(土)~9月29日(日)
休館日:月曜(9月16日・23日は開館)、9月17日、9月24日
開館時間:11:00~18:00、金曜11:00~19:00
https://sen-oku.or.jp/program/20240831_itayaumeki/

近代陶芸の巨匠・板谷波山(1872-1963)の息子で、「昭和」モダンのアートシーンを飾ったモザイク作家・板谷梅樹(1907-1963)の作品を一堂に集めた初の展覧会。
昭和29(1954)年に制作された高さ約370cmに及ぶ壁画《三井用水取入所風景》をはじめ、モザイク画やアクセサリーなど、清新な色彩と可憐な意匠のモザイクの世界を、同時に展示される波山の作品とともに堪能できる。
同時に展示される住友コレクションの茶道具も併せて楽しみたい。

  • 板谷梅樹《鳥》昭和34(1959)年 個人蔵
    ※無断転載禁止


神奈川

彫刻の森美術館 開館55周年記念 舟越桂 森へ行く日
会場:彫刻の森美術館  →箱根MAPへ
住所:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
会期:7月26日(金)~11月4日(月・振)
休館日:年中無休
開館時間:9:00~17:00(⼊館は閉館の30分前まで)
https://www.hakone-oam.or.jp/specials/2024/katsurafunakoshi/

遠くを見つめるまなざしを持った静かな佇まいの人物像で知られる彫刻家 舟越桂の展覧会。 4つの展示室を通して、生涯を通じて人間とは何かを問い続けた作品の変遷と、その創作の源となる視線に迫る。
舟越桂が家族のために木っ端で制作したおもちゃを集め、一冊の絵本のような作品集に仕上げた『おもちゃのいいわけ』が、本展を記念して復刊され、展示室4では「『おもちゃのいいわけ』のための部屋」として、1997年出版時の作品5点と新たに掲載される作品などが展示される。

  • 《樹の⽔の⾳》2019年
    楠に彩⾊、⼤理⽯
    西村画廊蔵
    Photo: 今井智己
    © Katsura Funakoshi Courtesy of Nishimura Gallery
    ※無断転載禁止

京都

美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-
会場:細見美術館 →祇園・清水寺・銀閣寺MAPへ
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
会期:9月7日(土)~11月24日(日)
 前期/9月7日(土)~10月14日(月・祝)
 後期/10月16日(水)~11月24日(日)
休館日:月曜(祝日の場合は翌火曜)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
https://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex086/index.html

人間の性愛を描いた絵画で、男女の姿がおおらかに、時にユーモアをもって描かれている春画は、明治時代以降、タブーとみなされ、秘すべきものとされるようになった。
しかし、2013~2014年にロンドンの大英博物館で「春画 日本美術の性とたのしみ」が開催され、春画の高い芸術性とユーモラスな発想が海外で高く評価されたことがきっかけとなり、日本でも再評価されるようになった。
本展では、1点ものの「肉筆春画」に焦点をあて、日本の美術館では初公開となる葛飾北斎の幻の名品「肉筆浪千鳥」や、喜多川歌麿の大作、さらには海外から里帰りを果たした作品を含む、精選された春画約70件が展示される貴重な機会となっている。

  • 葛飾北斎「肉筆浪千鳥」より(部分) 個人蔵【通期展示】
    ※無断転載禁止




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