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東京アートニュース

 
東京アートニュース  
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《相馬の古内裏》弘化2 – 3年(1845 – 46)頃 個人蔵

歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力
会場:大阪中之島美術館 4階展示室
住所:大阪府大阪市北区中之島4-3-1
会期:12月21日(土)~2025年2月24日(月・休)
 前期/12月21日(土)~2025年1月19日(日)
 後期/2025年1月21日(火)~2月24日(月・休)
休館日:月曜(1月13日、2月24日は開館)、12月31日、1月1日、1月14日
開場時間:10:00~17:00 (入場は16:30まで)
https://kuniyoshi2024.jp/

無尽の想像力と圧倒的な画力で斬新な作品を数多く世に生み出した江戸末期の浮世絵師、歌川国芳(1797–1861)。
本展は国芳展の決定版として、武者絵や戯画をはじめとした幅広い画題の浮世絵版画や貴重な肉筆画など、約400点を展示。浮世絵という枠や時代を超えて多くの人々を魅了し、国内外で高い人気を誇る国芳の魅力を存分に伝える。
特に、国芳の手で大きく進化した武者絵や、得意ジャンルの戯画は見どころたっぷり。大の猫好きで知られる国芳の、猫を描いた新発見作品の《流行猫の変化》(通期)も必見だ。

《流行猫の変化》天保12 – 13年(1841 – 42)頃 個人蔵
※無断転載禁止

入場人数の制限や、入場券・日時指定券が必要な場合がありますので、お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。


東京

没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ
会場:サントリー美術館 →六本木MAPへ
会期:2月15日(土)~4月13日(日)
   ※作品保護のため、会期中展示替えを実施
休館日:火曜(4月8日は18:00まで開館)
開館時間:10:00~18:00 、
      金曜・3月19日(水)・4月12日(土)10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2025_1/index.html

フランスを代表するガラス工芸家、エミール・ガレ(1846–1904)の没後120年を記念する展覧会で、ガラス、陶器、家具において独自の世界観を展開し、輝かしい成功を収めたガレの地位を築いたパリとの関係に焦点を当て、彼の創造性を展観する。
ガラス、陶器、家具、ガレ自筆文書や、初公開されるパリでガレの代理店を営んだデグペルス家伝来資料など計110件を通じて、青年期から最晩年に至るまでのガレの豊かな芸術世界を俯瞰できる。

  • 蓋付コンポート エミール・ガレ 1870年代 ポーラ美術館
    ※無断転載禁止

特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」
会場:国立科学博物館 →上野MAPへ
会期:11月2日(土)~2025年2月24日(月・休)
休館日:月曜、12月28日~1月1日、1月14日
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
https://toriten.exhn.jp

科博初の鳥類をテーマとした展覧会。
鳥の起源とその進化の過程を紹介し、さらに、600点以上の貴重な剝製・骨格標本をゲノム解析により明らかになった最新の系統分類に従って展示するとともに、「絶滅」「翼」「猛禽」「ペンギン」「フウチョウ」の5テーマに集中して展示をおこなう「特集」コーナーや、「鳥の雌雄産み分け」「鳥にもある“方言”や“言語”」「つがい外の性関係」「カッコウの托卵で宿主は滅びないのか?」など、鳥の驚きの生態に関するトピックを、23の「鳥のひみつ」コーナーにて解説、鳥類の魅力に迫る。

  • ペラゴルニス・サンデルシの生体復元モデル 国立科学博物館蔵
    ※無断転載禁止

開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」
会場:東京国立博物館 平成館 →上野MAPへ
会期:1月21日(火)~3月16日(日)
   前期/1月21日(火)~2月16日(日)
   後期/2月18日(火)~3月16日(日)
   ※会期中、一部作品の展示替えあり
休館日:月曜(2月10日、2月24日は開館)、2月25日
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/daikakuji2025/

令和8年(2026)、開創1150年を迎えるのに先立ち、大覚寺の優れた寺宝の数々を紹介する展覧会。
安土桃山~江戸時代を代表する画家・狩野山楽の代表作として重要文化財に指定されている襖絵・障子絵などの障壁画のうち、前後期併せて123面が展示されるほか、平安時代後期の仏像を代表する明円作「五大明王像」や、ゆかりの深い歴代天皇の書が公開されるなど見どころは多く、通常は非公開の「正寝殿 御冠の間」が会場内に再現される。

  • 障壁画の展示空間(イメージ)
    ※無断転載禁止

生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った
会場:東京ステーションギャラリー →東京MAPへ
会期:1月25日(土)~3月16日(日)
休館日:月曜(2月24日、3月10日は開館)、2月25日
開館時間:10:00~18:00 、金曜10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202501_miyawaki.html

身近なモノを対象に、布と紙で美しく親しみやすいアプリケ、コラージュ、手芸などの作品を生み出した宮脇綾子(1905-1995)。
モティーフにしたのは野菜や魚など、主婦として毎日目にしていたもので、断面や分解した構造を徹底的に観察し、たゆまぬ研究の先に生み出された作品は、造形的に優れているだけでなく、高いデザイン性と繊細な色彩感覚にあふれている。
本展では、宮脇綾子をひとりの優れた造形作家として捉え、約150点の作品と資料を造形的な特徴に基づいて8章に分類・構成。彼女の芸術に新たな光を当てようとしている。

  • 《切った玉ねぎ》1965年、豊田市美術館
    ※無断転載禁止

ミロ展
会場:東京都美術館 →上野MAPへ
会期:3月1日(土)~7月6日(日)
休室日:月曜(4月28日、5月5日は開室)、5月7日
開室時間:9:30~17:30、金曜9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
https://miro2025.exhibit.jp/

スペイン、カタルーニャ州に生まれ、20世紀を代表する巨匠に数えられるジュアン・ミロ(1893~1983)の芸術の真髄を体感できる大回顧展。
ミロの代表作に挙げられる〈星座〉シリーズをはじめ、故郷カタルーニャの地で描いた初期の名作《ヤシの木のある家》、1920年代の傑作《オランダの室内I》、晩年の作品《焼かれたカンヴァス2》など、各時代を彩る絵画や陶芸、彫刻により、90歳まで新しい表現へ挑戦し続けたミロの芸術を包括的に紹介する。

  • ※無断転載禁止

【特別展】HAPPYな日本美術 ―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ―
会場:山種美術館
会期:12月14日(土)~2025年2月24日(月・振休)
休館日:月曜(2月24日は開館)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
https://www.yamatane-museum.jp/

新春にふさわしく、心がHAPPYになる展覧会。
本展では、長寿や子宝、富や繁栄など、人々の願いが込められた美術に焦点をあて、松竹梅や七福神をはじめ、富士山や鶴、干支など吉祥画題の作品を紹介。また、貴重な埴輪や迦陵頻伽像、そしてユーモラスな表現、幸福感のある情景など、見る者を楽しく幸せな気持ちにする力を持った作品も展示する。

  • 川端龍子《百子図》1949(昭和24)年 紙本・彩色 大田区立龍子記念館
    ※無断転載禁止

ル・コルビュジエ―諸芸術の綜合 1930-1965
会場:パナソニック汐留美術館 →新橋MAPへ
会期:1月11日(土)~3月23日(日)
   ※土・日曜、祝日は日時指定予約制(平日は予約不要)
休館日:水曜(3月19日は開館)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/25/250111/

近代建築の巨匠として世界的に知られる建築家ル・コルビュジエ(1887-1965)の、後期の絵画芸術に注目した初めての展覧会。
1930年代以降に彼が手がけた絵画、彫刻、素描、タペストリーのほか、彼が求め続けた新しい技術の芸術的利用にもスポットを当てる。後期の建築作品も併せて紹介することで、はるかに伝統的な枠組みを超え、モダニズムの領域をも拡張したル・コルビュジエの円熟期の芸術観を明らかにする。

  • ル・コルビュジエ 《牡牛XVIII》 1959年、大成建設株式会社蔵
    ※無断転載禁止

坂本龍一 | 音を視る 時を聴く
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/B2F
会期:12月21日(土)~2025年3月30日(日)
   ※オンラインチケット(日付指定)推奨
休館日:月曜(1月13日、2月24日は開館)、12月28日~1月1日、1月14日、2月25日
開館時間:10:00~18:00、3月7日・14日・21日・28日・29日10:00~20:00
    (展示室入場は閉館の30分前まで)
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/RS/

音楽家・アーティスト、坂本龍一(1952-2023)の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する、日本では初となる最大規模の個展。
本展では、生前坂本が東京都現代美術館のために遺した展覧会構想を軸に、坂本の創作活動における長年の関心事であった音と時間をテーマに、未発表の新作と、これまでの代表作から成る没入型・体感型サウンド・インスタレーション作品10点あまりを、美術館屋内外の空間にダイナミックに構成・展開する。
坂本が追求し続けた「音を空間に設置する」という芸術的挑戦と、「時間とは何か」という深い問いかけが、、鑑賞者の目と耳を開きながら、心を揺さぶり、従来の音楽鑑賞や美術鑑賞とは異なる体験を生み出す。

  • Photo by Neo Sora ©2017 Kab Inc.
    ※無断転載禁止

早春展「細川家の日本陶磁―河井寬次郎と茶道具コレクション―」
会場:永青文庫
会期:2025年1月11日(土)~4月13日(日)
休館日:月曜(1月13日、2月24日は開館)、1月14日、2月25日
開館時間:10:00~16:30(最終入館は16:00)
https://www.eiseibunko.com/exhibition.html

永青文庫の設立者である16代の細川護立(1883~1970)が支援をした陶芸家・河井寬次郎(1890~1966)の作品約30点を展示し、初期から後期にかけての作風の変遷を辿るほか、細川家伝来の茶道具を特集する。
特に、熊本藩の御用窯であった八代焼は、河井寬次郎の作品とともに、約20年ぶりのお披露目となる。素地と異なる色の陶土を埋め込む象嵌技法が特徴の八代焼は必見だ。
また、特別展示として細川護熙・護光の作品も紹介されるので、細川家の日本陶磁コレクションの様々な魅力を堪能できる。

  • 河井寬次郎「三彩車馭文煙草筒」大正11年(1922)
    ※無断転載禁止

寺山修司展 ―世田谷文学館コレクション展 2024年度後期―
会場:世田谷文学館
住所:東京都世田谷区南烏山1-10-10
会期:10月5日(土)~2025年3月30日(日)
 ※会期途中に整備休館あり
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月3日、館内整備期間(3月10日~3月18日)
開館時間:10:00~18:00(展覧会入場、ミュージアムショップは17:30まで)
https://www.setabun.or.jp/collection_exhi/20241005_collection.html

表現活動の豊かな可能性を模索した寺山修司(1935~1983)は、30歳前後の1960年代後半に世田谷区下馬へ移り住み、演劇実験室「天井棧敷」を設立。長編小説や戯曲、評論など新たな執筆活動をしながら、演劇や映画といった芸術ジャンルへと移行していく、寺山にとって節目となる時期がこの世田谷時代だった。
寺山の生誕90年にあたり、これまで収蔵してきた関連コレクションを一堂に展示するのが、今回の展覧会で、自筆の書簡や「天井棧敷」に関する資料(原稿・台本・ポスター)など約150点の資料で、寺山修司の人物像とその活動を紹介する。

  • 渋谷に落成した天井棧敷館の前で(1969年)©テラヤマ・ワールド
    ※無断転載禁止

堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE
会場:PLAY! MUSEUM
住所:東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟2F
会期:1月22日(水)~4月6日(日)
休館日:2月16日
開館時間:10:00~17:00、土・日曜、祝日10:00~18:00 (入場は閉館の30分前まで)
https://play2020.jp/article/seiichi_horiuchi

雑誌『anan』や『BRUTUS』のアートディレクション、絵本『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)の絵で知られる堀内誠⼀(1932-1987)の展覧会。
本展ではひとつの展覧会を「FASHION」「FANTASY」「FUTURE」という「F」を頭⽂字とした3つのセクション(企画展示)で構成。「FASHION」展では、堀内誠⼀が⼿がけた『anan』49冊の魅⼒を味わい、「FANTASY」展では、⼤きな絵本の森の中を歩き原画や映像に出会う。そして「FUTURE」展では、堀内氏を敬愛する⽅々100⼈が好きな作品を推挙し、堀内氏から受け取ったもの、未来へ伝えたい⾔葉とともに展⽰する。

  • 『ぐるんぱのようちえん』(1965年)福音館書店
    ©Seiichi Horiuchi
    ※無断転載禁止


千葉

DIC川村記念美術館 1990~2025 作品、建築、自然
会場:DIC川村記念美術館
住所:千葉県佐倉市坂戸631
会期:2月8日(土)~3月31日(月)
   前期/2月8日(土)~3月2日(日)
   後期/3月4日(火)~3月31日(月)
   ※会期中に4点展示替えあり
休館日:月曜(2月24日、3月31日は開館)、2月25日
開館時間:9:30~17:00 (入館は16:30まで)
https://kawamura-museum.dic.co.jp/art/exhibition-past/2025/collection/

休館前、佐倉の地で最後となるコレクション展示。
設立当初から大切にしてきた作品・建築・自然の調和というコンセプトに基づき、全館を使用してコレクションの流れをもれなく紹介。庭園の野外彫刻を含め、約180点の作品を展観する。
木漏れ日が射す廊下で結ばれた、それぞれ全く異なる意匠を持つ11の展示室からなる館内では、随所で屋外の自然を感じられ、心地よいアートな時間を過ごすことができる。

  • 101室 印象派からエコール・ド・パリへ
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神奈川

カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ
会場:ポーラ美術館  →箱根MAPへ
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
会期:12月14日(土)~2025年5月18日(日)
休館日:会期中無休
開館時間:9:00~17:00 (入館は16:30まで)
https://www.polamuseum.or.jp/sp/colors/

「本当の色」が身近に感じられなくなりつつある今、近代から現代までの美術家たちが獲得してきた「色彩」とその表現に注目し、色彩論や色を表現する素材との関係にふれながら、色彩の役割についてあらためて考察する展覧会。
ポーラ美術館の名品を中心に、近年新たに収蔵した11点の初公開作品を加え、近現代美術における「色彩」の変遷をダイナミックに紹介し、近代から現代までの西洋絵画の色彩における革新の歴史をひもとく。
また、近代から戦後の美術家たちにインスピレーションを受け、色を表現する素材や色彩構成の研究にいそしむ現代の作家たちにも焦点を当て、これからの現代アートの可能性を探る。

  • ベルナール・フリズ《Ijo》2020年 ポーラ美術館
    Photo: Ken Kato © Bernard Frize / ADAGP, Paris, 2024
    Courtesy of the artist and Perrotin
    ※無断転載禁止

新潟

谷川俊太郎 絵本★百貨展
会場:新潟県立万代島美術館
住所:新潟県新潟市中央区万代島5-1 万代島ビル5F
会期:2025年1月18日(土)~4月6日(日)
休館日:1月20日、2月3日、2月17日、3月3日、3月17日
開館時間:10:00~18:00(観覧券の販売は17:30まで)
https://banbi.pref.niigata.lg.jp/exhibition/tanikawa_ehon/

2024年11月、92歳で亡くなった詩人の谷川俊太郎。
本展では、1960年代以降、さまざまな絵描きや写真家と作ってきた200冊にも及ぶ絵本の中から約20冊を取り上げ、多彩なクリエイターとともに、絵本の原画、絵や言葉が動き出す映像、朗読や音、巨大な絵巻や書き下ろしのインスタレーション作品などを展示。谷川俊太郎の絵本の世界を、立体的に体験することができる。
また、最後のコーナーでは展示で紹介してきた絵本を読むこともできるので、読み手に対する谷川俊太郎の希望の眼差しを感じてみたい。

  • 東京会場 展示風景(撮影:高橋マナミ)
    ※無断転載禁止

石川

反復と偶然展
会場:国立工芸館  →金沢MAPへ
住所:石川県金沢市出羽町3-2
会期:12月17日(火)~2025年2月24日(月・休)
休館日:月曜(1月13日、2月24日は開館)、12月28日~1月1日、1月14日
開館時間:9:30~17:30 (入館は閉館の30分前まで)
https://www.momat.go.jp/craft-museum/exhibitions/r6-02

「反復」と「偶然」という言葉は、ものをつくるうえでとても重要なキーワード。この「反復」と「偶然」という工芸やデザインを特徴づけるふたつの性質に注目し、所蔵作品を紹介するのが、今回の展覧会。
同じパターンの繰り返しは、空間的な広がりや心地よいリズムを感じさせ、一方で偶然性は、人為を超えた作用が作品の味わいとなったり、独特な存在感になったりする。
職人的な技巧を凝らした一品制作の工芸と、均一な品質の製品を量産するデザインは、一見正反対なものづくりの姿勢に見えるが、この「反復」と「偶然」という視点から眺めると、ある共通点や差異が見えてくることを体感したい。

  • 林尚月斎《花編放射文盛器》1947年頃
    国立工芸館蔵
    撮影:エス・アンド・ティ フォト
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静岡

生誕140年記念 石崎光瑤
会場:静岡県立美術館
住所:静岡県静岡市駿河区谷田53-2
会期:1月25日(土)~3月23日(日)
休館日:月曜(2月24日は開館)、2月25日
開館時間:10:00~17:30 (展示室への入室は17:00まで)
https://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/exhibition/detail/114

明治後期から昭和前期にかけて京都を中心に活躍し、独自性に富む華麗な花鳥画を数多く残した画家・石崎光瑤(1884~1947)。
本展は、全国規模で開催する初めての大回顧展であり、生誕140年の節目に、光瑤の生まれ故郷にある南砺市福光美術館のコレクションを中心に、初期から晩年までの代表作を一挙公開し、光瑤の画業の全貌を紹介する。
光瑤は、早くから伊藤若冲に関心を持ち、大正期における若冲再発見の先駆けであったことでも知られており、それにちなんで、静岡県立美術館が所蔵する伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》も3月23日まで特別展示される。

  • 石崎光瑤《寂光》南砺市立福光美術館蔵
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滋賀

BUTSUDORI ブツドリ:モノをめぐる写真表現
会場:滋賀県立美術館
住所:滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
会期:1月18日(土)~3月23日(日)
   ※会期中に一部展示替えあり
休館日:月曜(休日の場合は翌日)
開館時間:9:30~17:00 (最終入場時間は16:30)
https://www.shigamuseum.jp/exhibitions/6277/

「モノ」を撮影することで生まれた写真作品を、この「ブツドリ」という言葉で見直し、日本における豊かな表現の一断面を探る展覧会。
重要文化財である明治期の写真原板から、文化財写真、静物写真、広告写真、そして現代アーティストの作品まで、200点以上の写真作品を紹介する。
同時に、モノと写真をテーマとしたシンポジウムや子ども向けのワークショップも開催される。

  • 山沢 栄子《物体》1986年 東京都写真美術館蔵 ©YAMAZAWA Eiko
    ※無断転載禁止

京都

細見コレクション 若冲と江戸絵画
会場:細見美術館 →祇園・清水寺・銀閣寺MAPへ
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
会期:3月1日(土)~5月11日(日)
休館日:月曜(5月5日は開館)、5月7日
開館時間:10:00~17:00
https://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex088/index.html

江戸時代絵画を代表する絵師として知られる伊藤若冲(1716~1800)。
細見コレクションの若冲作品の特徴は、初期作と晩年作が見られるところにあり、また、若冲の画業において質・量ともに見逃せない水墨画は、細見コレクションでも大きな割合を占めている。
本展では、細見コレクションより若冲とその弟子とされる若演の作品のほか、江戸時代のさまざまな絵師による作品を展観する。

  • 伊藤若冲 《鼠婚礼図》
    寛政8年(1796)頃 細見美術館蔵
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生誕120 年 人間国宝 黒田辰秋―木と漆と螺鈿の旅―
会場:京都国立近代美術館 →祇園・清水寺・銀閣寺MAPへ
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町
会期:12月17日(火)~2025年3月2日(日)
休館日:月曜(1月13日、2月24日は開館)、12月29日~1月3日、1月14日、2月25日
開館時間:10:00~18:00、金曜10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionarchive/2024/461.html

木工芸の技術において初めてとなる重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された日本を代表する木漆工芸家・黒田辰秋。
黒田辰秋の生誕120 年を記念して開催される本展は、代表作が一堂にならぶ、黒田辰秋の生涯をたどる回顧展となっており、文筆家の白洲正子が音頭を取って編集した黒田初の作品集『黒田辰秋 人と作品』に掲載されている作品84件のうち49点を展示。
併せて、これまで北海道内だけで紹介されてきた優品や、初期の代表作、3点の三面鏡などが公開され、黒田の造形思考を俯瞰することができる。

  • 黒田辰秋《拭漆文欟木飾棚》 1966年 京都国立近代美術館
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大阪

大阪市・上海市友好都市提携50 周年記念
特別展「中国陶磁・至宝の競艶―上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館」

会場:大阪市立東洋陶磁美術館
住所:大阪府大阪市北区中之島1-1-26
会期:10月19日(土)~2025年3月30日(日)
休館日:月曜(1月13日、2月24日は開館)、12月28日~1月4日、1月14日(火)、2月25日(火)
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
https://www.moco.or.jp

大阪市と上海市の友好都市提携50周年を記念して開催される展覧会。
中国を代表する世界的な博物館の一つとして知られる上海博物館の、日本初公開作品22件(うち海外初公開19件)を含む所蔵品50件と、大阪市立東洋陶磁美術館所蔵品27件の作品が一堂に並び、唐時代から清時代までの中国陶磁の至宝の数々を堪能することができる。
特に、清時代の康煕年間に景徳鎮官窯でつくられた《蘋果緑釉印盒》(国家一級文物)は、「豇豆紅釉」が窯変によって淡いアップルグリーンの「蘋果緑釉」となり、部分的に紅色も見られる極めて珍しい作品で必見だ。

  • 緑地粉彩八吉祥文瓶 清時代・乾隆(1736-1795)/
    景徳鎮窯 高25.9cm、径10.1cm 上海博物館
    ※無断転載禁止

リニューアルオープン記念特別展
「What’s New! 大阪市立美術館 名品珍品大公開!!」

会場:大阪市立美術館
住所:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82 天王寺公園内
会期:3月1日(土)~3月30日(日)
休館日:月曜
開館時間:9:30~17:00 、3月1日10:00~17:00(入館は16:30まで)
https://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/whats_new

約2年半に及ぶ休館期間を経て、2025年3月1日にリニューアルオープンすることを記念して開催される特別展。
館内の全フロアを会場とし、重要文化財6件を含む絵画や書蹟、彫刻、漆工、金工、陶磁など分野ごとに選りすぐりの作品約250件を一堂に展観する。
また、これまであまり紹介される機会のなかった「珍品」ともいえる作品も多数展示され、大阪市立美術館の「変わらぬ魅力と新たな魅力」を感じることができる。

  • 《青銅鍍金銀 羽人》 中国・後漢時代・1~2世紀
    大阪市立美術館蔵(山口コレクション)
    ※無断転載禁止




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