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東京アートニュース

 
東京アートニュース  
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フィンセント・ファン・ゴッホ 《種まく人》
1888年11月 油彩、カンヴァス 32.5×40.3cm
  ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
会場:東京都美術館 →上野MAPへ
会期:9月12日(金)~12月21日(日)
※土・日曜、祝日および12月16日(火)以降は日時指定予約制。(当日空きがあれば入場可)
※12月12日(金)までの平日に来場の場合は日時指定予約は不要。
休室日:月曜(9月15日、9月22日、10月13日、11月3日、11月24日は開室)、9月16日、10月14日、11月4日、11月25日
開室時間:9:30~17:30、金曜9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
https://gogh2025-26.jp

ファン・ゴッホ家のコレクションに焦点を当てた日本初の展覧会。
本展では、ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、30点以上のファン・ゴッホ作品で初期から晩年までの画業をたどり、ファン・ゴッホが集めた作品や、日本初公開となるファン・ゴッホの貴重な手紙4通などを展示。
コレクションを継承し、フィンセントの作品を世界へ広めることに貢献した弟テオ、テオの妻ヨー、テオとヨーの息子フィンセント・ウィレムの3人の家族や、現在のファン・ゴッホ美術館の活動を紹介することで、家族の受け継いできた画家の作品と夢を今日に伝える。
また、本展では、「イマーシブ(没入)」体験ができる大規模空間での映像上映も実施。通常の鑑賞では気づきづらい新たな発見を楽しめる。

フィンセント・ファン・ゴッホ 《画家としての自画像》
1887年12月-1888年2月 油彩、カンヴァス  65.1×50cm
ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
※無断転載禁止

入場人数の制限や、入場券・日時指定券が必要な場合がありますので、お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。


東京

歌川広景 お笑い江戸名所
会場:太田記念美術館 →原宿・表参道MAPへ
会期:11月14日(金)~12月14日(日)
休館日:月曜(11月24日は開館)、11月25日
開館時間:10:30~17:30(入館は17:00まで)
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

歌川広重の門人である歌川広景の代表作「江戸名所道戯尽」全50点を一挙に公開。
幕末の江戸を舞台にした「お笑い江戸名所」ともいえるシリーズは、江戸っ子たちの日常に起きた笑いのハプニングが満載で、浮世絵の初心者でも気軽に楽しめる。
広重のもう一人の弟子である二代歌川広重の作品20点も同時公開されるので、広重一門の多彩な世界を堪能できる。

  • 歌川広景 ﹁江戸名所道戯尽 廿二 御蔵前の雪﹁
    ※無断転載禁止

特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」
会場:国立科学博物館 →上野MAPへ
会期:11月1日(土)~2026年2月23日(月・祝)
休館日:月曜(11月3日・11月24日・1月12日・2月16日・2月23日は開館)、11月4日、11月25日、
    12月28日~2026年1月1日、1月13日
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
https://daizetsumetsu.jp

地球の生命の歴史の中でも規模の大きかった、5回の「大量絶滅」事変(通称「ビッグファイブ」)をテーマとする特別展。
会場では、球形の映像展示「大絶滅スフィア」で、地球史における「ビッグファイブ」を紹介。また、史上最大の絶滅の要因でもある火山活動を体感できる模型も展示される。
展示の目玉としては、全米有数の自然史博物館の一つであるデンバー自然科学博物館から貴重な標本が多数来日、日本からは全長約6mのステラーダイカイギュウの全身化石が世界初公開される。
本展のために大量絶滅と関連の深いモロッコで実施された発掘調査の成果が紹介されるのも興味深い。

  • クリオロフォサウルス(レプリカ)
    ※無断転載禁止

特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」
会場:東京国立博物館 本館特別5室 →上野MAPへ
会期:9月9日(火)~11月30日(日)
休館日:10月6日、10月14日、10月20日、10月27日、11月4日、11月10日、11月17日、11月25日
開館時間:9:30~17:00、金・土曜および10月12日・11月2日・11月23日9:30~20:00
    (入館は閉館の30分前まで)
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/unkei2025/

平城遷都の立役者・藤原不比等の功績を称え、元明・元正天皇の発願によって養老5(721)年に建立され、二度の災禍ののち、鎌倉時代に再建された国宝・興福寺北円堂。本尊の国宝弥勒如来坐像と両脇に控える国宝無著・世親菩薩立像は、鎌倉時代を代表する仏師・運慶晩年の傑作として広く知られている。
本展では、弥勒如来坐像、無著・世親菩薩立像に加えて、かつて北円堂に安置されていた可能性の高い四天王立像を合わせた7軀の国宝仏を一堂に展示し、鎌倉復興当時の北円堂内陣の再現を試みており、弥勒如来坐像は約60年ぶりの寺外公開となっている。
運慶の最高傑作が織りなす至高の空間を、ひと時体感したい。

  • 国宝 弥勒如来坐像 運慶作
    鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 北円堂安置
    撮影:佐々木香輔
    ※無断転載禁止

小林徳三郎
会場:東京ステーションギャラリー →東京MAPへ
会期:11月22日(土)~2026年1月18日(日)
休館日:月曜(11月24日・1月12日は開館)、11月25日、12月29日~1月2日
開館時間:10:00~18:00、金曜10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202511_kobayashi.html

日本近代洋画の改革期に活躍した画家、小林徳三郎(1884-1949)の初の大回顧展で、約300点の作品と資料でその画業の展開を追う。
「鰯の徳さん」と認識されるほど周囲に強い印象を与えた、大胆な筆触による魚の作品や、長年行方不明だった屈指の名作《金魚を見る子供》をはじめとする家族を描いた代表作、晩年に描いた風景画や静物画などが一堂に展示され、日常的な光景に心惹かれるひとときを過ごすことができる。

  • 《金魚を見る子供》1929年 広島県立美術館
    ※無断転載禁止

オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語
会場:国立西洋美術館[東京・上野公園]  →上野MAPへ
会期:10月25日(土)~2026年2月15日(日)
休館日:月曜、11月4日、11月25日、12月28日~2026年1月1日、1月13日
    (11月3日、11月24日、1月12日、2月9日は開館)
開館時間:9:30~17:30、金・土曜9:30~20:00(入館は閉館の30分前まで)
https://www.orsay2025.jp

「室内」をテーマに、「戸外の光」だけではない印象派のもうひとつの魅力を紹介する展覧会。
本展では、「印象派の殿堂」ともいわれるパリ・オルセー美術館所蔵の傑作約70点を中心に、国内外の重要作品も加えたおよそ100点により、室内をめぐる印象派の画家たちの関心のありかや表現上の挑戦をたどる。
なかでも、日本初公開の、若きドガの才気みなぎる代表作《家族の肖像(ベレッリ家)》は、大きな見どころのひとつだ。

  • エドガー・ドガ《家族の肖像(ベレッリ家)》
    1858-1869年 油彩/カンヴァス 201×249.5cm オルセー美術館、パリ
    ©photo:C2RMF / Thomas Clot
    ※無断転載禁止

モーリス・ユトリロ展
会場:SOMPO美術館
会期:9月20日(土)~12月14日(日)
休館日:月曜(11月3日・11月24日は開館)、11月4日、11月25日
開館時間:10:00~18:00、金曜10:00~20:00(最終入場は閉館の30分前まで)
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2024/mauriceutrillo/

20世紀初頭のパリの街並みを描いたことで知られる風景画家モーリス・ユトリロ(1883–1955)。
本展では、フランス国立近代美術館(ポンピドゥセンター)の協力のもと、同館所蔵の《モンマニーの屋根》(1906–1907年頃)や《ラパン・アジル》(1910年)を含む作品約70点と、アーカイヴを管理するユトリロ協会から提供された資料を通して、「モンマニー時代」の初期作品から、様々な素材を用いて白壁の詩情を描き出した「白の時代」、晩年の「色彩の時代」まで、ユトリロの画業の全貌に迫る。

  • モーリス・ユトリロ 《マルカデ通り》
    1909年 油彩/カンヴァス 60.3×81.3cm 名古屋市美術館
    ©Hélène Bruneau 2025
    ※無断転載禁止

HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展
会場:CREATIVE MUSEUM TOKYO →東京MAPへ
会期:9月13日(土)~11月30日(日) ※会期中一部展示替えあり
休館日:会期中無休
開館時間:10:00~18:00、金・土曜、祝前日10:00~20:00(最終入場は閉館の30分前)
https://hokusai2025.jp

『北斎漫画』1,700冊を所蔵する浦上満氏(浦上蒼穹堂)の全面協力のもと開催される本展では、葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(通称:大波)、この世の森羅万象を描いた絵手本『北斎漫画』全15編、北斎絵本の傑作『富嶽百景』全3編102図に加え、曲亭馬琴らとタッグを組み読本ブームを巻き起こした『椿説弓張月』、『新編水滸画伝』、そして『釈迦御一代記図会』の挿絵など、浦上コレクションから選りすぐりの作品約450点を展示。
集中線・効果線、爆発や閃光、波や風などの自然現象、時間の経過、妖怪や幽霊、略画と一筆画、ギャグ描写、アニメ風原画など、様々な切口で現代マンガやアニメのルーツともいえる北斎の魅力を紹介する。
また、日本屈指のアニメーターが『踊独稽古』、『北斎漫画』より「雀踊り」と「武芸(棒術)」、「無礼講」の4本をアニメーション化し、特設ミニシアターで上映。こちらも必見だ。

  • 葛飾北斎 『唐詩選画本 七言律』 浦上蒼穹堂蔵
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フジタからはじまる猫の絵画史 藤田嗣治と洋画家たちの猫
会場:府中市美術館
住所:東京都府中市浅間町1丁目3(都立府中の森公園内)
会期:9月20日(土)~12月7日(日)
休館日:月曜(10月13日・11月3日・11月24日を除く)、10月14日、11月4日、11月25日
開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
http://fam-exhibition.com/foujita2025/

パリの日本人画家「フジタ」が描いた「裸婦の横の猫」を出発点に、26人の作家、83点の作品で洋画の猫の歴史をたどる展覧会。
裸婦の横に猫をえがき込んだ初期の作品から、藤田の猫人気を物語る『猫の本』、戦時下の混沌を象徴する猫の乱闘、そして最後まで手元に残した一枚まで、藤田嗣治の「猫」の傑作で、その歴史をたどると同時に、「猫」の絵を通じて、西洋と日本の動物観の違いを探る。
また、フジタ以降の猫の絵に大きな展開をもたらした猪熊弦一郎の猫の傑作15点が一堂に会するのも、大きな見どころの一つ。

  • 藤田嗣治 《猫の教室》 1949年 軽井沢安東美術館
    (c) Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2025 G3942
    ※無断転載禁止


千葉

企画展示「野村正治郎とジャポニスムの時代―着物を世界に広げた人物」
会場:国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B
住所:千葉県佐倉市城内町117
会期:10月28日(火)~12月21日(日)
   前期/10月28日~11月24日
   後期/11月26日~12月21日
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)
開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)
https://www.rekihaku.ac.jp/event/2025_exhibitions_kikaku_nomura.html

国立歴史民俗博物館を代表する収蔵品の一つである「野村正治郎衣裳コレクション」とは、京都の美術商であり、着物を中心に近世日本の染織品を収集していた野村正治郎が築きあげた服飾品・装身具の一大コレクション。
その中から、重文3点を含む140点(うち着物資料は約30点)を展示し、国内外に着物の美と重要性を発信した正治郎の人物像と生涯を、彼のコレクションとともに振り返る。
「淀川風景模様振袖」「女郎花模様振袖」といった、近年再発見された着物も約100年ぶりに公開されるので、ぜひ見ておきたい。

  • 淀川風景模様振袖 個人蔵
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神奈川

野口哲哉鎧を着て見る夢 ─ARMOURED DREAMER─
会場:彫刻の森美術館  →箱根MAPへ
住所:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
会期:7月19日(土)~2026年1月12 日(月・祝)
休館日:年中無休
開館時間:9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
https://www.hakone-oam.or.jp/specials/2025/armoureddreamer/

彫刻の森美術館では、「鎧と人間」をテーマに文明社会や人間への好奇心を追求する現代美術作家、野口哲哉の展覧会「野口哲哉 鎧を着て見る夢 –ARMOURED DREAMER–」を開催。一見古びて見える作品は、すべて樹脂やアクリルといった現代的な素材で作られており、「リアリティー」「多様性」など作家のコンセプトが凝縮されている。開館当初の姿をとどめる本館ギャラリーを会場に、新作を含めた立体や平面など76点を展示し、デジタル技術を用いた新作も大きな見どころのひとつ。

  • 《floating man》2025年 ミクストメディア Photo:⻑橋睦
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京都

妃たちのオーダーメイド「セーヴル フランス宮廷の磁器-マダム・ポンパドゥール、マリー=アントワネット、マリー=ルイーズの愛した名窯-」
会場:細見美術館 →祇園・清水寺・銀閣寺MAPへ
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
会期:10月25日(土)~2026年2月1日(日)
休館日:月曜(祝日の場合は翌火曜)、12月22日~1月5日
開館時間:10:00~17:00
https://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex091/index.html

陶磁器の最高峰とされるフランスのセーヴル磁器に焦点を当てた展覧会。
18世紀に、ブルボン王朝が設立した王立セーヴル磁器製作所によって、真に西洋的といえるスタイルが創り上げられたセーヴル磁器は、当時の流行を取り入れた意匠や、華麗で精緻な絵画表現、発色の繊細さが特徴となっている。
本展では、国王ルイ15世からナポレオン帝政時代の作品を中心に、厳選された国内コレク ション約140件の名品が展示され、ポンパドゥール侯爵夫人や王妃マリー=アントワネットなどが、こよなく愛したセーヴル磁器の魅力を存分に味わうことができる。

  • 《青地色絵金彩鳥図皿》 1770年 個人蔵
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特別展「⺠藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美」
会場:京都市京セラ美術館 本館 南回廊1階 →祇園・清水寺・銀閣寺MAPへ
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
会期:9月13日(土)~12月7日(日)
休館日:月曜(祝日の場合は開館)
開場時間:10:00~18:00(最終入場は17:30)
https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20250913-20251207

「民藝」という言葉が誕生して100年を迎えるにあたり開催される、「⺠藝」と「京都」の関わりに焦点を当てた展覧会。
本展では、「民藝」という言葉が誕生するきっかけとなった木喰仏をはじめ、新作⺠藝の制作集団である上加茂民藝協団で活動した黒田辰秋(1904-1982)、青田五良(1898-1935)の作品や、民藝関係者のサロン「三國荘」のために制作された河井寬次郎、濱田庄司、バーナード・リーチらの工芸作品、柳宗悦らによる日本全国の蒐集品や、芹沢銈介、棟方志功などの民藝関連作家の優品を展示。また、京都における民藝運動の推進者や支援者をめぐる作品や資料などとあわせ、京都と民藝との関わりを総合的に紹介する。

  • 黒田辰秋 《螺鈿くずきり用器/岡持ち》
    1932年 鍵善良房蔵 撮影:伊藤信
    ※無断転載禁止




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