東京 上野

順番をまつスズメ
歯を食いしばる西郷さん
歯を食いしばっているのか口元がややかたい西郷さん。
長いこと、奥歯に力を込めながら生きてきたのでしょうか。
日のあたる世界に引き出してくれた主君島津斉彬が急逝した時、南方の島に流された時、幕末の急流に足を取られそうになった時、西郷さんは泰然としていつも黙々とやってきた。
伝西郷隆盛(4)明治政府の樹立→戊辰戦争→帰郷
事実上、西郷と大久保をトップとした新政府は武力をかき集めこれら反政府勢力の掃討戦を始めた。鳥羽伏見の戦いを端緒とした戊辰戦争(1868-1869)である。
薩摩・長州・土佐・肥前などの各藩を中心とした新政府軍は錦旗の御旗をなびかせながら戦い、投降してくる兵を加え、戦いを有利に進めていった。そして1869年5月の箱館戦争の勝利をもって戦いを終結させ日本を平定した。国際法的にも日本を統治する政府として認められた。
紆余曲折を経ながら21世紀の今日まで続く日本政府である。
「お疲れさま」
水中の茎から伸ばした新芽が水面に顔を出し丸い小さな葉を開いた春。夏の暑い頃ピンクの花を咲かせ盛りを迎える。
やがて実がなりハスは飴色に枯れていく。不忍池のハスの1年である。1年を通してみてきたものからいうと「お疲れさま」という感じである。
上野の森 博・美ニュース











