京都 京都御所・二条城
京都御所
「御所」は天皇のお住いである。
794年の平安遷都から1200年余り、場所がすこしずれはしたが「御所」はずっと京都にあった。
明治天皇の時代になって江戸城に移った。京都御所は主がいないまま150年の歳月が過ぎている。
御所は2年前から通年公開され、気軽に見ることができるようになった。そのことでどうということはないが、目線が同じになったような感じでちょっと嬉しい。玉砂利をじゃりじゃりいわせながら御所の中をあるく。重厚な紫宸殿。広い南庭には東に桜、西に橘が植えられている。10月22日に時代祭の列が出る建礼門も内側から見ることができ新鮮な味わいを覚える。庭は豪勢で清々しい。
二条城は徳川家康が造った。京都に上った時の宿舎に使ったらしい。中をあるく。どうどうとして煌びやかだ。徳川慶喜が大政奉還を宣言した謁見の間。蝋人形がいた。本丸があったところまで上り、帰りは堀に沿って大きく迂回した。手入れが行き届き気持いい庭だった。