東京 上野





獲物を啄む白鷺
噴水とチューリップ
噴水は恩賜公園の北寄りにあり東京国立博物館に行く道筋を示すように吹き上げる。
日差しのある暖かい昼下がり、多くの人が噴水を囲む。この日はチューリップの咲く鉢が置いてあり人のこころを和ませていた。
噴水口は8本、00分と30分から15分、水の景色を作る。

1月21日の不忍池
枯れた蓮が萎れ茎は折れて池を埋めていると想っていた。が、蓮は枯れた色のまま林立し光を弾きながら精気に溢れていた。細工をする前のあめ色に光る竹のようだというと言い過ぎだがそんな佇まいがあった。
そんな蓮の茎を切り取る作業が行われていた。おそらく地下茎(れんこん)部分を残しそこから新芽を出るのを待つのだろうと想像するが、泥田のような池に白鷺が来て盛んに獲物を啄(ついば)んでいた。小魚にまじり木の根のようなものも長い喉にいれていた。
上野の森・1月21日
