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青森 弘前

 
 
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天守閣あたりの桜は雪を残すお岩木やまを背景にして咲く

「津軽の人」がひらいた城下町。弘前。
写真岩木川とその支流が東西に走り、町の中心に城郭のある弘前は全体に落ち着いた風情をみせる城下町である。津軽藩は、天正18年(1590年)、秀吉から津軽4万5千石を安堵され成立した。1590年は秀吉が小田原を攻めた年だが、その以前、南部藩の武将だった大浦為信は南部藩内のゴタゴタに乗じ津軽で独立、津軽為信と名乗った。徳川家康の時代になって2千石加増されたというから、為信は情報通で外交上手だったらしい。
津軽氏は為信から12代、幕末まで続くが、弘前に築城したのは、2代信牧(のぶひろ)である。その結構は4万7千石の藩にしては雄大であった。南部藩10万石(のち20万石)、秋田久保田藩20万石の城郭に比べて際立って巨大で堀が深い。攻められることを前提としていたか?川を外堀とし東に向って堀が3重に造られている。
今になってみると、3重に掘られた堀が残る弘前城は、西にそびえる岩木山と相まって名城と言っていい。津軽では桜の咲く頃、りんごの花も咲く。その花の中に弘前の城がふんわりと立っている。





写真日本と世界から150万人の好き者が集まる「弘前ねぷたまつり」
「ねぷた」と呼ばれる約80台の山車が弘前の町を練る真夏の夜の夢まつり。日本と世界から150万人の好き者が集まり、ヤーヤドーという掛け声と津軽情っ張り大太鼓のドンドドンという音とともに進むねぷたに熱狂する。闇の中に輝きを放つねぷたは扇型をした扇ねぷたが主流で、正面に勇壮な武者絵、背面は美人画が描かれている。
「弘前ねぷたまつり」は毎年8月1日~7日に開催

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英雄たち

美空ひばりのレパートリーに「津軽のふるさと」という名曲がある。米山正夫の作詞作曲、昭和28(1953)年にリリースされた曲で、りんごのふるさとは雪国の果てと歌う。ひばりさんにしか歌えない曲で、同じ時代を生きた団塊の世代たちの涙をしぼる。
同じ津軽を歌う曲に、天才阿久悠の作詞、三木たかし作曲の「津軽海峡冬景色」がある。北へ帰る旅人を詠った名曲で、雪の降りしきる青森駅が舞台の1つになっている。北国の人々の切なさを「津軽」にのせて歌い、ひばりさんの曲と対照をなしている。写真

岩木山

りんご王国・弘前には今、美味しいアップルパイを食べさせる店がたくさんある。その数はざっと50店。甘味の強いパイ、酸味が効いたパイ、シナモン風味を加えたパイなど様々だが、そのりんごの収穫を感謝する祭りが9月に行われる。
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